住宅型有料老人ホーム リュエル・シャンテールにて、この度「サロンdeリュエル」という新しいサービスを導入しました!
入居者様の意欲や「やりたい!」という気持ちを引き出しながら、手芸や絵画などの活動を行う取り組みです。
導入にあたっての『チャレンジ』、導入後の入居者様の反応などを、企画担当者にインタビューしてみました。
◇インタビュー:サロンdeリュエル 企画担当者
―まずはじめに、「サロンdeリュエル」を導入した経緯について教えてください。
企画担当者:これまでリュエル・シャンテールでは、音楽療法・サークル活動・体操・季節行事などのレクリエーションを行ってきました。ただしこれらのレクリエーションは、施設側で用意するものが多く、入居者様は全て受身の姿勢で参加されています。
入居者様の“元気”や“充実した毎日”のために、お身体の状態はもちろんですが、精神面でどれだけ楽しめるかが重要だと思っていました。
今回新たに導入した「サロンdeリュエル」では、こちらで用意するのは最低限の材料や教材のみ。
それらを用いて、入居者様の「やりたいこと」を引き出しながら、手芸や絵画などを行う活動となっています。
大事なのは、入居者様の意欲です!そこを引き出していけたらと考え、企画をしました。
―なるほど。たしかに、通常のレクリエーションはどうしても受身になってしまうイメージがありますね。
導入にあたって、苦労したことがあれば教えてください。
企画担当者:先ほどもお話しした通り、最低限の用意で臨む予定だったんです。ですが、そもそも入居者様が音楽や体操以外のレクリエーションに慣れていない中、初めから「やりたいこと」の声があがってくるのかという課題が出てきました。苦労したのは、そこからですね。
まずは大枠で半年先までの内容を組み立て、入居者様ができそうな手芸や教材の選定を始めました。毎回、同じような手芸や教材では飽きられてしまうので、外に行く課外サロンや調理系の活動を入れたりなどの工夫をしましたが、この計画作りが非常に苦労しました。
手芸がお好きな入居者様でも人によってレベルが異なるため、どの位のレベルにすべか悩みました。簡単ではつまらないし、難しすぎるとそもそも楽しく作れない・・・。当社で運営しているデイサービスの施設長にも、相談をしに行ったりしました。
後は参加者のクラス分けですね。
施設には、様々な心身の状態、介護度の方が入居されています。仲の良い方同士といった部分も含めて、皆様一緒に楽しめるクラス分けが重要でした。施設の介護部門の責任者に話しを聞いたりしながら、最終的には6クラスに分けました。
―非常に時間がかかりそうですね。実際導入されてみて、いかがですか?
企画担当者:当初想定していた以上に、皆様に楽しんでいただけていると思います。まだ参加されていない方がサロンdeリュエルの活動を見て、「自分も参加したい」と言ってきてくださることもあり、出だしの反応としては上々ではないかと考えています。
一方で、改善の余地は沢山あると思います。また、まだまだ私たちが用意した材料や教材で活動を行っていますので、入居者様からの「やりたい!」をもっと引き出しながら、本格的に入居者様主体の活動になっていくのはこれからですね。今はとにかく、楽しく参加していただけることに注力しています。
―ありがとうございました。
「サロンdeリュエル」導入における『チャレンジ』と、今後の展望を知ることができました。今後の活動にも目が離せません!また機会があれば、『シムラのチャレンジ』記事でも取り上げたいと思います。