シムラグループ エネルギー事業の一翼を担う出光事業所では、100名を超える社員が潤滑油の製造や入出荷、設備メンテナンス等の業務に従事しています。
日々業務を行う上で、最も重要なものと考え実践しているのが、『安全』の確保です。今回は、出光事業所における『安全』の考え方や各種取り組み、安全教育の一つとして力を入れている『危険体感教育』について、安全管理者に話を聞きました。
※役職や所属部門は、インタビュー当時のものです。
◇インタビュー:出光事業所 安全管理者(秋庭課長代理)
-出光事業所の『安全』についての考え方を教えて下さい。
安全管理者:私たちは、お客様の工場内で潤滑油の製造や充填作業、製品の入出荷、設備メンテナンス等の幅広い業務を行っています。
潤滑油は、自動車はもちろん、機械を安定して運転するために使用されている、社会に必要不可欠なものです。また、潤滑油は危険物であり、そこに携わるには一人ひとりが安全意識を高め、安全な職場であることが絶対条件です。
安全が確保されているからこそ、お客様は当社に安心して仕事を任せることができるものと考えています。同時に、安全の確保は社員を守る上でも欠かせません。安全は全てに優先するものと捉えて、日々業務を行っています。
-『安全』に関する取り組みには、どのようなものがあるのでしょうか。
安全管理者:出光事業所では、安全な職場づくりに向けて、様々な取り組みを実施しています。
●事業所・職場における各種ルールの制定と遵守
●安全衛生委員のメンバーを中心とした職場パトロールの実施
●勉強会・研修の実施
●5S活動
●ヒヤリハットの事例共有 など、
各種取り組みを通じて、安全の確保と社員の意識向上に努めています。
中でも、特に力を入れて取り組んでいるのが、『危険体感教育』です。
-『危険体感教育』とは、どのような内容なのでしょうか。
安全管理者:事故が起こるシチュエーションを実際に体験することで、発生メカニズムを正しく理解し、社員の安全に対する感性や意識をより一層高めることを目的としています。
例えば最近だと、フォークリフトの運転操作における、危険体感教育を実施しました。
水を入れた練習用のペール缶を用いてフォークリフトを操作し、あえて急旋回して実際にペール缶を落下させることで、危険行為を体験する教育内容となっています。
実際の危険体感教育の様子を動画で撮影していますので、ぜひ見てみて下さい。
-動画を見ました!映像でも、緊張感が伝わってきました。これまでの安全教育とは、どのような違いがあるのでしょうか。
安全管理者:従来の座学を中心とした「見る」・「聞く」安全教育だけでなく、「感じる」安全教育により五感に訴えかけることで、安全への考え方を大きく変えることが出来ます。
事故は若手社員の経験不足によるものだけでなく、中堅・ベテラン社員による思い込みが原因となる場合もあるため、全ての社員を対象としてこのような『危険体感教育』を定期的に実施しています。
このような危険体感の機会は、社外研修も含めて今後も多く実施していきたいと考えています。
-出光事業所の安全に対する考え方、『危険体感教育』などの具体的な取り組みを知ることが出来ました。
ありがとうございました。
シムラグループは事業を行う上で、『安全』を最重要事項の一つに位置付けています。社員が安心してイキイキと働ける職場づくりに向けて、『安全』面でも様々なチャレンジ・取り組みを行っていきます!